初めての方もこれを買えばOK!つみたてNISAを利用するならこの3本から選ぼう!投資信託の選び方の6つのポイントも解説

もくじ
28歳自己破産寸前から34歳でファイナンシャルインディペンデンスを実現。
暮らすように旅するミリオネア作家の田口です。
この記事では、つみたてNISAにオススメの投資信託を紹介するとともに、投資信託の選び方やポイントをお伝えします。この記事を最後まで読んでいただければ、どのような投資信託を選択すればよいか分かるようになります。
「つみたてNISA(ニーサ)」は2018年1月からスタートした、積立型の少額投資非課税制度のことです。漢字ばっかりで難しそうですが、簡単に言うと、「毎年40万円を上限として、最長20年間までつみたてNISAの口座で購入した投資信託の利益が非課税になる」というお得な制度です。
手元にまとまったお金がなくても、お給料の中から一定金額を積み立てながら無理なくコツコツ老後資金をつくることができます。
また、税制面でもつみたてNISA口座で購入した投資信託の「分配金や売却益は非課税!」と大変おトクなので、私もオススメしています。
しかし「オススメなのはわかったけど、どんな投資信託を選んだらいいの?」という疑問を持っている人も多いでしょう。たしかに、つみたてNISAには100以上の投資信託があるため、選ぶのは大変ですよね。
つみたてNISAには選び方があり、「お金の不安を無くす」ためには適切な選び方をする必要があります。逆に、それを知らずに始めてしまうと効率的に資産運用することができなくなってしまうのです。
つみたてNISAで投資信託を選ぶ6つのポイント!手数料が安く、安定したものを選ぼう
まず、つみたてNISAの商品をどのように選べば良いのかについて解説していきます。
私が重視しているのは「お金の不安を無くす」ということであり、そのためにはなるべくコストの低い投資信託を選ぶべきです。コストとは投資信託にかかる手数料のことです。
投資信託を選ぶときのポイントはこの6点です。
2、インデックスファンドであること
3、購入手数料は無料(ノーロード)、かつ信託報酬1%以下であること
4、いろんな種類の投資対象が含まれること
5、長く資金が入り続けている商品であること
6、運用会社と販売会社が一体になっていること
ポイントの数が少し多く、ちょっと聞きなれない単語があるかもしれませんが、そんなに難しいものではありません。ひとつずつ見ていきましょう。
つみたてNISA選び方のポイント①インターネットで購入可能であること
一般的に投資信託の購入方法は証券会社か銀行のどちらかです。またそれぞれ購入方法が店舗で直接か、インターネットから購入することができます。
この中でも私は、インターネットで購入可能なつみたてNISAの商品をオススメします。その理由は2つあり、24時間365日いつでも取引ができるということと、手数料が安いということです。
いつでも取引ができるというのは、忙しい人でも資産運用ができるということになります。
手数料については、ネット証券は店舗がない分の人件費や維持費が抑えられるため店舗で購入するよりも手数料がかなり低いのです。
銀行だとその銀行の口座があれば特別な手続きは不要ですが、証券会社では証券の口座を開設しなければならないという手間があります。しかしその手間を考えても、長期的に見ると手数料を抑えることを重視するべきでしょう。
つみたてNISA選び方のポイント②インデックスファンドであること
投資信託には「インデックスファンド」と「アクティブファンド」というものがあります。始めてこの単語を見る人のために少し解説をしましょう。
まず、インデックスファンドの「インデックス」とは「指数」を意味します。この指数は、投資対象の価値がどのくらい増減したかを比較するときの指標となる数字のことです。「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数)」という言葉を聞いたことがある人もいるのでは。
インデックスファンドとは、指数と同じ値動きをするように作られた投資信託のこと。そのためファンドマネージャーの力量はほとんど影響せず、パフォーマンスはどれもあまり変わらないのです。別名「パッシブファンド」とも呼びます。
アクティブファンドはその逆で、ファンドマネージャーが投資対象を選別して購入してくれるもの。そのためインデックスファンドと異なり、ファンドマネージャーによってパフォーマンスに違いが出やすいのです。
このとき、アクティブファンドは投資対象の選別するために時間や労力をかけます。そのためインデックスファンドに比べて手数料がかなりかかるのです。
投資信託をする上で、アクティブファンドかインデックスファンドのどちらがいいかという論争は常に行われています。アクティブファンドにもメリットはありますが、「お金の不安を無くす」という目的のためにはインデックスファンドを選択しましょう。
つみたてNISA選び方のポイント③購入手数料は無料(ノーロード)、信託報酬1%以下であること
つみたてNISAを選ぶときには、「購入手数料」や「信託報酬」を確認しましょう。購入手数料はそのまま購入するときに発生する手数料のことで、信託報酬は投資信託を持っている間に発生するコストのことです。
購入手数料は必ず「購入手数料ゼロ」またはそれと同じ意味である「ノーロード」と記載があるものを購入しましょう。また信託報酬は1%以下のものを選択するのがオススメです。
つみたてNISA選び方のポイント④いろんな種類の投資対象が含まれること
投資をする上で、リスクを回避するために有効な投資方法として「分散投資」があります。分散投資とは、一つの投資対象に絞るのではなく、さまざまなものに投資するというものです。
つみたてNISAを選択するうえでも、さまざまな種類の投資対象が含まれる商品を選択するのがよいでしょう。例えば、株だけに投資する商品は株価でのみ価値が上下するため不安定になりがちなのです。
株だけでなく、不動産や金も入っている商品ならば、ひとつの投資対象の価値に依存しないため、安定した運用ができます。このように複数の投資対象を含んだ商品を「バランスファンド」と呼ぶこともあります。
また、インデックスファンドとバランスファンドの良さを両立している商品のことを私は「インデックス型バランスファンド」と呼んでいます。これは他社の販売しているさまざまな種類のインデックスファンドで構成されているものであり、つみたてNISAでもこちらの商品を選ぶとよいでしょう。
つみたてNISA選び方のポイント⑤長く資金が入り続けている商品であること
つみたてNISAを選ぶときには、長く資金が入り続けていることも重要なポイント。
商品が長く運用されているのには理由があり、利益を出し続けていてお金が集まっているためなのです。いつから運用されているかは、目論見書の「設定日」を見ることで確認できます。
また順調に運用総額が増えているかどうかも見ましょう。購入する人が増えればその残高は増え、逆に解約する人が多いと残高は減ります。「純資産残高(投資信託の運用総額)」というものがあり、折れ線グラフで公表されているためこちらも確認しましょう。
つみたてNISA選び方のポイント⑥運用会社と販売会社が一体になっていること
投資信託を行っている金融機関には「運用会社」と「販売会社」というものがあります。このふたつは運用会社が作り手で販売会社は売り手のような関係です。
売り手が入ることで仲介の手数料が発生するため、なるべく運用会社が販売も行っているところで購入すると、手数料を抑えることができます。
オススメのつみたてNISAの商品3つを紹介!
これまでは、つみたてNISAの選び方について解説しました。
では、これらの基準を満たす商品はどのようなものがあるのでしょうか。ここからは、その中でも特にオススメの商品と証券会社のセットをご紹介していきます。
オススメのつみたてNISA商品①セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(セゾン投信)
この商品は30カ国以上の株式と10カ国以上の債券で構成されたインデックスファンドです。また米国最大の投信会社「バンガード」のファンドを利用していることもあり、信頼のおける商品となっています。
購入手数料 無料(ノーロード)
設定日 2007年3月
信託報酬率(年) 0.61%±0.02%
セゾン投信の資料請求はこちらから無料で出来ます。
オススメのつみたてNISA商品②楽天資産形成ファンド(楽天証券)
明治安田アセットメントが運用するバランス型のファンドです。全世界の株式や債券に投資する商品で、「楽天525」という愛称が付けられています。
組み入れられているファンドはアクティブファンドではありますが、信託報酬率がインデックスファンド並に安いのが魅力です。
購入手数料 無料(ノーロード)
設定日 2008年12月
信託報酬率(年) 0.55%
楽天証券の口座開設はこちらから無料で出来ます。
オススメのつみたてNISA商品③SBI資産形成オープン(SBI証券)
「スゴ6」という愛称で知られるバランス型ファンド。国内・先進国の株式と債券及び不動産投資信託証券の6資産に分散投資されています。
購入手数料 無料(ノーロード)
設定日 2008年1月
信託報酬率(年) 0.68%
つみたてNISAに限らず、積立投資をするなら早めに始めることをオススメします。
この記事では、つみたてNISAのおすすめ商品や選び方のポイントを解説しました。
お金の不安を無くすためには、低いリスクで安定した商品を選ぶことが重要です。そのため、解説したように手数料がなるべく安い、長く運用されている商品を選びましょう。
また積立投資は始めるのが早いほど最終的な利益も大きくなるもの。早く投資を始めて、老後に備えてくださいね。