【第26話】将来の「お金の実」に名前とキャッチフレーズをつけてみよう!

こんにちは。
ファイナンシャルインディペンデンス代表の田口智隆です。
『経済的自由人への道』第26話にお越し頂き、ありがとうございます!
前回は「誰に買ってもらうのか?お客様を明確にしよう!」についてお話をさせて頂きました。
▼前回の記事をまだ読まれていない方はこちら▼
今回の記事では、「将来のお金の実に名前とキャッチフレーズをつけてみよう!」というテーマでお伝えをさせて頂きます。
商品・サービスの売れ行きを左右するのが、やがて収穫する「お金の実」を多くの人にアピールするためのネーミングです。
いちど聞いた(見た)だけで興味を引くような商品名やキャッチフレーズをつけないと、その他大勢の中に埋もれてしまいます。そのためのステップは3つあります。
ステップ1:わかりやすい肩書の名刺をつくる
以前、副業仲間の交流会で、初対面の人から「エバンジェリスト」と肩書のついた名刺をいただいたことがあります。もともとはキリスト教の「伝道者」の意味で、IT業界では、難解な技術的テーマをわかりやすく説明する立場の人をいいます。
当時、私はエバンジェリストの意味を知らなかったので、一体何をしている人だろうと思いながら話していましたが、しばらくして、ようやく「営業マン向けのコーチング」のサービスを提供している人だということがわかりました。
会社の名刺とは別に、「こんなビジネスを始めます(始めました)」とわかる名刺を作成しておく事は大切ですが、どんな商品・サービスを提供しているのかわからないような肩書では、相手には伝わりません。
また、「○○代表」といった肩書きしか書かれていない、あるいは第三者にはわからない屋号しか書かれていない場合も、その可能性があります。
ステップ2:キャッチフレーズに数字を入れる
将来、「お金の実」となる商品・サービスには、「種」の段階から相手にすぐに理解してもらえるようなわかりやすいキャッチフレーズをつけることが大切です。
コツは、具体的な数字を入れること。
『マツコの知らない世界』(TBS系)という人気番組には、様々な専門家が登場し、自ら得意のジャンルやハマっているものをマツコ・デラックスさんにプレゼンします。まさに「好き」がお金に変わっている人たちですが、彼らは次のようなキャッチフレーズで紹介されます。
「365日毎朝カレーを食べる○○さん」
「1000種類の掃除グッズを試した主婦○○さん」
「7年間で1000泊以上キャンプをしてきた○○さん」
好きなものに対してどれだけ思い入れがあるか、専門的な経験・知識を持っているかということが一目瞭然ですよね。
数字やデータは一瞬で相手に「すごい」と思わせる説得力があります。とくに講師やコンサルタントなどを「教える」ことを副業にする場合にはもってこいです。
自分が多くのお金や時間を使ってきた好きなことであれば、「〇〇歴30年」「1000人に教えてきた」「〇〇を3000カ所回った」「1万回試してわかった」といった具合に数字化しやすいのではないでしょうか。自分の経験やノウハウを数字化して、キャッチフレーズにできないか検討してみてください。
ステップ3:誰にでもわかる単語に自分の名前をかぶせる
「投資」や「占い」など、競合が多いジャンルやすでに大家が大勢いるようなジャンルでの副業を考える人は、「差別化しなければ」という気持ちが強く働きがちです。
そこで、安易に「〇〇式(流)」と〇〇の部分に自分の名前を入れて差別化を図ろうとしがちです。しかし「田口式スイング・トレード法」「田口式フォーチュン・ホロスコープ」などと、「〇〇式(流)」の下に具体的に何のビジネスなのか分かりにくいフレーズをつけるのはご法度です。
これをやるなら、「田口式株式投資法」「田口流12星座占い」といったように、「株式投資法」「12星座占い」など誰にでもわかる単語に自分の名前をかぶせたほうが、内容もストレートに伝わりますし、オリジナリティも感じてもらえます。
ただこれをやる場合は、特徴が明確にわかるキャッチフレーズも必ず添えてください。
【今日のまとめ】
「好き」を数字で表現すれば、キャッチフレーズになる