【第24話】お金の種を収穫するまでのスケジュールを立てよう!

こんにちは。
ファイナンシャルインディペンデンス代表の田口智隆です。
『経済的自由人への道』第24話にお越し頂き、ありがとうございます!
前回は「お金の種をすくすく成長させる3つのポイント」についてお話をさせて頂きました。
▼前回の記事をまだ読まれていない方はこちら▼
今回の記事では、「お金の種を収穫するまでのでスケジュール」についてお伝えをさせて頂きます。
多くの人が副業を始めたいと思っていても、つい先延ばしにしてしまいがちです。
「お金儲けが第一目的ではないとは言え、会社員として収入を得ている人や、専業主婦であれば、現状維持のままでもすぐに生活が困窮するわけではありません。わざわざ副業で稼ぐほどの切迫感も持っていないのです。
しかも、本業は勝手にサボるわけにはいきませんが、副業は実行に移さなくても、誰にも文句は言われません。そうした気持ちのゆとりは大切ですが、だからといって副業を始めるに際して、「準備が整ったらスタートしよう」とのんびり構えていると、なかなか準備も進みません。
最悪の場合、面倒くさくなって、副業自体を諦めてしまうケースもめずらしくありません。
「お金の種」が見つかったらすぐにスタートする
「鉄は熱いうちに打て」と言う格言がありますが、これで稼ぎたいと言うお金の種が見つかったときが、種をまくタイミングです。
幸せな副業は「好き」と言う感情が原動力となります。「やりたい!」と言う気持ちが高まり、熱量のある時こそ、一気に行動を起こすことができます。
どんなビジネスでも同じですが、即断即決し、スピード感を持って行動する人が成功します。「ああしたい」「こうしたい」と思い描くだけで、行動しない人は成果を出すことなく終わってしまいます。
なかなか副業に踏み切れない人の中には、「お金が貯まったら始めよう」「時間ができればやってみよう」といった言葉を口癖のように唱えているたらればさん」が少なくありません。しかし「たらればさん」は先延ばしするばかりで、結局、行動に移せません。
「〜したら」「〜すれば」といった条件が全て揃う事はありませんし、仮に条件を満たしても、また別の条件をつけて先延ばしするのです。要は、失敗することから逃げているのです。
しかし、小さく始めるプチ副業なら、お金をかけずにできる事はたくさんあります。例えば、インターネットで何かを販売したいという場合、ブログやFacebookなどのSNSは無料で利用できますし、オークションやフリーマーケットなど安価で使える場もたくさんあります。
「お金が貯まってから‥」と言うのは、行動しない理由にはならないのです。
商品・サービスをリリースする日を決める
「好き」をお金に変えることを決意したなら、まず商品・サービスをリリースする日を決定することをお勧めします。
「○月○日に商品・サービスをリリースする」と自分で決めてしまえば、覚悟も生まれ、その日に向けて準備を進めることができます。
「好き」がお金に変わった人 その7
前田あかねさん(仮名)は、通販会社で働くOL。昔から趣味だったパン作りで副業を始めることを決めました。
職場や近所の友人に配っていたところ、
「お店で買うパンよりおいしい!」「どうやったら、こんなにおいしいパンを作れるの?」と褒められたのがきっかけでした。
ところが、パン教室を開催して、参加費をいただく事は決めたものの、色々とアイデアを考えているうちに半年が経過‥。
「このままではいけない」と思い始めていた頃、前田さんが通っていた料理教室の先生から、今度オープンするキッチンスタジオが新規キャンペーンでスタジオを格安で貸し出すことを知りました。
「これはチャンスだ!」と思った彼女はすぐに予約。とうとう1ヵ月後にパン教室を開催することが決まりました。
スケジュールが決まってしまえば、あとは実行あるのみ。
知り合いやブログの読者を中心に、パン教室を開催することを告知して集客に励むほか、わかりやすい教え方を研究して本番に備えました。
その結果、キャンセル待ちが出るほど申し込みがあり、本番のパン教室も成功裏にスタートが切れました。
今では生徒数が50人を超えて、定期的にパン教室を開けるように。収入もOLとしての給料の額に迫るほど、彼女の副業はうまくいっています。
前田さんは、こう振り返ります。
「パン教室の開催日が決まってからは、余計なことを考える暇もなく、本番に向けて突っ走るしかありませんでした。あのままズルズルと行動を起こさずにいたら、『やっぱり無理かも‥』と、できない理由を並び立ててあきらめていたと思います」
外に向けてリリース開始日をアナウンスする
商品、サービスをリリースするときは、お客様となる人たちを巻き込むことがポイントです。自分の覚悟だけでなく、外部に向けて「現在準備中の商品(サービス)をこの日から販売開始します」と宣言してしまうのです。
インターネットで物販をするなら「○月○日に購入サイトをオープンします」と告知します。講師業を始める人なら、「○月○日に××でセミナーを開催します」と情報をリリースします。
外に向けてアナウンスしてしまえば、簡単にやめる事はできませんから、スケジュールを逆算して着々と進めることができます。
こうして自ら退路を断ち、自分に適度なプレッシャーをかけることも、スタートダッシュの段階では必要です。
「いつまでにこれをする」とスケジュールを逆算して立てていかなければ、具体的な行動に落とし込めませんし、成果にも結びつきません。
【今日のまとめ】
「○月○日に××する」と決めて、周りに告知する