【第20話】本当に好きがお金に変わる? お金の種を見極める3つのポイントについて

こんにちは。
ファイナンシャルインディペンデンス代表の田口智隆です。
『経済的自由人への道』第20話にお越し頂き、ありがとうございます!
前回はライバルとの差別化ついてお話をさせて頂きました。
▼前回の記事をまだ読まれていない方はこちら▼
今回はあなたの「好き」がお金に変わるのか?お金の種を見極める3つのポイントについてお伝えをさせて頂きます。
「好きをお金に変えよう」といっても「好き」のレベルには個人差があります。
何十年も続けている趣味、あるいは一時期ものすごく集中した趣味と、最近興味を持ち始めた趣味とでは、その経験や知識に天と地ほどの差があるはずです。
少しかじったくらいの趣味では、他の商品・サービスとの差別化を図るのは簡単ではありません。
人前で1時間以上語れることが「お金の種」になる
では、どの程度「好き」ならお金に変えられるのでしょうか?
それを見極める「リトマス試験紙」となる基準があります。
それは、「好きなこと(趣味)の魅力について人前で1時間以上語れるか?」です。あなたが、これまでの人生で多くのお金と時間をかけてきた好きなものならば、それについて話すのに1時間でも足りないはずです。
私が知っている副業や起業で成功している人の多くは、自分のビジネスの種である好きなことについては雄弁ですし、いろいろと質問を投げかけても、必ず的確な答えが返ってきます。そして実際、愛着も専門性を発揮できる商品やサービスを提供して、お客様を獲得しています。
あなたには、人前で1時間以上語れるほど、好きなことがあるでしょうか?
もし思い当たる趣味があれば、それが「お金の種」となるかもしれません。
好きがお金に変わった人〜その5
趣味が幸せな副業になった貿易会社で働くOLの榊原さん
英会話や旅行を趣味とする榊原美香子さん(仮名)は、普段は貿易会社で働くOLですが、週末は副業として外国人観光客向けのツアーガイドをしています。
浅草や銀座など外国人に人気のある観光スポットで、見どころの案内や通訳をして月に6ー8万円の収入を得ているのです。まさに好きをお金に変える「幸せな副業」を実践しています。
そんな榊原さんも、普段は物静かで、人の話をニコニコと聞いてるタイプなのですが、英語や旅行の話になると、堰をきったように語り始めます。
彼女が楽しそうに話すのを聞いていると、本当に好きなことが伝わってきます。それこそ、止めなければ2時間も3時間も話せるだけの経験と熱量をもっています。
話していてワクワクすることが「お金の種」になる
「好きなことはあるけど、1時間以上も語れる自信はない」という人もいると思います。でも、安心してください。
たとえ、一人では20〜30分しか語れないようなことでも、その話題について誰かと話しているときはワクワクする、というケースがあります。
話していて楽しいことは、あなたにとって好きなテーマである証拠。経験や知識はまだ少ないかもしれませんが、それを突き詰めていければ(お金の種(になる可能性は十分にあります。(幸せな副業(の成否を握っているのは、それが(好き(かどうかなのです。
よく質問されることが「お金の種」になる
もう一つ、お金に変えられるかどうかを見極める基準があります。それは、ある特定のテーマについて、よく質問されるかどうかです。
周りの人から同じような質問や相談をされることがあるとすれば、、ニーズがあると言う証拠ですから、もし、それがあなたにとって「好き」なことであれば、お金の種になるかもしれません。
・上司にパソコンの操作方法についてよく聞かれる→中高年や初心者向けにパソコン教室を開く
・ブログの文章を読んだ人から、文章の書き方について聞かれる→ライター業や作家業を始める
・手作り弁当を見た人からどうやって作るのと尋ねられる→お弁当を作る人向けの料理教室を開く
好きで得意な事は当たり前にやっているので、自分ではお金に変わる可能性に気付かない事はよくあります。「周りの人によく聞かれる事はないか」と言う視点で、自分を振り返ってみることも大切です。
好きがお金に変わった人〜その6
中野達也さん(仮名)は、学生時代からカメラが趣味で、撮影した写真をブログにアップしていました。
彼の写真の特徴は、撮影した海や空、山などの風景写真を、画像ソフトを使って青を基調とした色調で加工している点で、幻想的で美しい写真に仕上がっていました。
中野さん自身は、独学で写真を学んできたいと言う経験もあって、撮影技術そのものには自信がありませんでした。まだまだ自分の写真技術は未熟だ、とコンプレックスを持っていたほど。ましてやプロの写真家になるとは夢にも思っていませんでした。
あくまでも趣味として楽しんでいたのです。
ところがブログで街の写真を見た人から質問や相談が相次ぎます。
「どうやったら、こんなに美しい写真が撮れるのですか?」
「中野さんの写真をホームページの背景として使わせ使わせてくれませんか?」
「写真を撮影するための講座を開く予定はありませんか?」
こうしたコメントがコンスタントに届くようになったことで、彼は自分の写真に自信を持つようになり、写真をお金に変えることを決意します。
そこで中野さんは、画像素材の販売サイトに登録したり、初心者向けに写真撮影講座を開いたり、ファンの人たちと一緒に撮影に出かけるツアーを企画したり、と積極的に活動していきました。
それと並行して、自分の写真技術の未熟さに対するコンプレックスを克服するために、プロの写真家にアドバイスを仰ぎながらスキルを磨き、5年後にはついに、プロの風景写真家として独立を果たしたのです。
【今日のまとめ】
ワクワクした気持ちになれることが「お金の種」になる。