【第16話】好きこそもののじょうすなれ!好きを極めればお金に変わる!

こんにちは。
ファイナンシャルインディペンデンス代表の田口智隆です。
『経済的自由人への道』第16話にお越し頂き、ありがとうございます!
前回は、お金のなる木を育てよう!副業ではなく「福業」で稼ぐというお話をさせて頂きました。
▼前回の記事をまだ読まれていない方はこちら▼
今回は、私自身の小学生時代の経験をもとに、好きをお金に変える方法についてお伝えをさせて頂きます。
時間をお金に変えてはいけない
「副業をして収入を増やそう」と言うと、仕事が終わった後に、コンビニでアルバイトをしたり、休日に引越しのアルバイトをしたりといった発想を少なくありません。
コンビニのレジ打ちや引越しで汗を流すことがたまらなく好きなことなら問題ありません。しかし、多くの場合こうしたアルバイトはお金を稼ぐことが第一の目的でしょう。
たしかにアルバイトをすれば、働いた時間の分だけ確実に稼げますが、「自分の時間を切り売りしている」という事実を忘れてはいけません。好きでもないアルバイトに時間を費やしていれば、心身ともに疲れ切ってしまいます。本業のパフォーマンスにも悪影響が及ぶことにもなります。
私がこのブログでオススメする副業は、そのようなアルバイトとは真逆の「好きなことをお金に変える」という方法です。
今までどおり本業で生活費を稼ぎながら、趣味や特技、これまでの経験を副業にして収入を増やす。そして、いずれば好き副業を本業に育てていく。そんな働き方です。
ところが、この話を始めて聞いた多くの人は「本当に趣味をお金に変えることが出来るの?世の中そんなに甘くはない」と半信半疑ではないでしょうか。
安心してください。好きなことでお金を稼ぐことは、それほど難しいことではありません。そう言い切れるのは、私が小学生の頃、すでに「好きがお金に変わる」という経験をしているからです。
「好きなこと」をお金に変える!
小学生の頃、私の趣味は電車の写真を撮ることでした。今で言うところの「撮り鉄」です。地元の埼玉県内を走っている電車だけでなく、夏休みや春休みには「青春18きっぷ」を活用して日本全国の電車を撮影するために出掛けて行きました。
自分で言うのもなんですが、ずいぶんと行動力のある小学生でした。それほど鉄道写真を撮影することに夢中だったのです。
最初は純粋な趣味にすぎず、撮影した鉄道写真が増えていくことが楽しくてたまりませんでした。アルバムに収めた写真を見ながらニヤニヤする。それだけで幸せでした。
ところがある日、ホームに入ってくるお目当ての電車を待っていると、駅の売店(キヨスク)で売られていたある商品が目に入りました。それは、全国各地で走っている鉄道写真でした。このとき、私の頭の中にはこんなアイデアが浮かびました。
「これまで自分が撮りためてきた全国の鉄道写真も売れるかもしれない!」
今でもそうだと思いますが、ホームの端っこなどの撮影スポットに行くと、私と同じような撮り鉄仲間が何人もシャッターチャンスを狙って待機していました。
そんな地元の撮り鉄仲間に北海道や大阪、九州で撮影してきた写真を販売すれば、買ってくれるのではないかと考えたのです。何より私自身、自分が持っていない鉄道写真があれば購入したい。きっと売れるはずだ!
そう確信した私は、すぐに自分のコレクションの写真を焼き増しし、撮影スポットで待機していた撮り鉄仲間に見せました。ちなみに値段は1枚100円。焼き増し代は10円だったので1枚売れれば90円の利益です。
すると、何人かが「このブルートレインの写真が欲しかったんだ」「この電車、珍しいよね!」と言って写真を購入してくれたのです。狙い通りでした。
今も昔も写真はお金のかかる趣味ではありますが、多いときで月に1万円くらいの売上があったので、フィルム代や撮影旅行の交通費を捻出することができました。ますます鉄道写真という趣味にのめり込んでいく結果となったのは言うまでもありません。
このように「趣味で撮影した鉄道写真を販売する」という経験から、はからずも私は「好きなことがお金に変わる」ことを学んだのです。
これが好きをお金に変える方程式だ
では、どうすれば「好き」をお金に変えられるのでしょうか?私の経験から言えることは、「体験×情報発信×信用力」が方程式です。この3つが揃ったとき、好きがお金に変わります。
◆体験
あなたが大好きな趣味であればあるほど、そこにかける情熱は大きいでしょうし、他の人が得られないような深い知識やスキルも持っているでしょう。
たとえば、鉄道写真の撮影は、私にとって寝食を忘れて取り組める趣味でした。だからこそ、他の人よりお金も時間もかけていますし、その成果として鉄道写真のコレクションは人に販売できるほどの代物になりました。
あなたにも、今、夢中になっている趣味、あるいは昔、打ち込んでいた趣味はないでしょうか。その体験こそが「お金の種」になります。
◆情報発信
鉄道写真を販売したとき、私は地元埼玉の撮り鉄仲間には、彼らがめったに撮れないであろう北海道や九州などの写真を持っていることをアピールしました。反対に大阪などに遠征する際は、東京を走る電車の写真をもっていき、販売していました。
また、焼き増しした写真を単にアルバムに入れるだけではなく、地域や電車の種類別にカテゴライズしていました。小学生ながら、無意識のうちに「編集」をして、撮り鉄仲間の興味を引こうとしていたのです。
今はインターネットやSNSが発達しているので、誰でも簡単に情報発信ができます。私の小学生の頃に比べて、好きをお金に変えやすい環境が整っているのはたしかです。
◆信用力
私の場合、同じ撮り鉄仲間で、よく顔を合わせていたからこそ商売が成立しました。街を歩いている人にいきなり鉄道写真を売ろうとしても、不審者に思われるのがオチです。副業を本業に育てていく過程でも、いかに信用してもらえるか、これが一番大切になります。
今回は、私自身の小学生時代の経験をもとに、好きをお金に変える方法についてお伝えをさせて頂きました。
次回のブログでは、自分の体験から「お金の種」を探すコツをご紹介させて頂きます。
また次回のブログでお会いしましょう!